7月14日に神坂峠越えウォーキングイベントを開催しました。
イベント当日はあいにくの天気でしたが、東山道の難所とされる神坂峠を長野県側(神坂神社)から出発し、岐阜県側(強清水)まで歩き、無事に峠越えを果たすことができました。
秋ごろには2回目のウォーキングイベントを開催予定です。今回のコースが逆になり、岐阜県側から長野県側へのルートで歩きます。紅葉の富士見台高原を楽しみながら神坂峠を歩いてみるのはいかがでしょうか。ご参加をお待ちしております。




【東山道・神坂峠越えとは】
東山道とは五畿七道の一つで、都から近江、美濃、信濃、上野、下野の国々を経て、陸奥、出羽にまで至る全長1,000㎞の最も長い官道で、政治、文化の交流伝達の中心的役割を果たす、当時の日本の大動脈の一つでした。
ほぼ日本の中心を貫通する東山道。その中で一番の難所とされたのが長野県と岐阜県の境にある神坂峠越え。神坂峠は機構の変化が激しく、濃霧がかかりやすく雷も多く発生し、冬の積雪も多い地域で、今から1300年以上前にこの峠を通ることは容易ではなく、多くの旅人がこの難所で命を落としたといわれています。そのため、当時の旅人が旅の安全を祈願するために備えた石製模造品などが発掘されており、神坂峠遺跡として国指定の史跡となっています。